INTERVIEW01
好きを仕事にしながら、自分にあった
キャリアアップを目指します
- 自動車運転士
- 田口 健太(2015年8月入社)
好きなことを仕事にしたいと考えたときに
バス運転士の道を目指しました
礼儀正しい態度で取材に受け答えしてくる田口運転士。まず運転士を目指す前の話を尋ねた。「運転士になる前は整備士をしていました。車が好きだったので、車に関わる仕事がしたいと神戸にある整備士の専門学校に行き、卒業後は福岡の会社に就職しました。その会社では、就職してすぐの若いうちは整備士として働くことができるのですが、年齢と経験を重ねると、整備士ではなく、その他の職務に就かなければならない可能性がありました。好きな車に関わり、手を動かす仕事をずっと現役でやりたい!という想いがあったので、前職の環境で自分の将来を考えたときに、車の運転を職業とできるバス運転士に憧れを抱きました。」
お客様の声が使命感となって自身を奮い立たせます
バス運転士といってもときには人の命に関わる緊張感のある仕事だ。そのプレッシャーに負けてしまうことはないのか、田口運転士に若手運転士として素直な意見を聞いた。
「もちろん緊張する場面は多々ありますが、それがプレッシャーと感じたことはないです。どちらかというと、どのような場面でも、冷静にこなさなければならないと使命感になり、自らを奮起させてくれます。渋滞で道が混んでいて、ストレスを感じてしまいがちな場面でも自分に言い聞かせ、落ち着いて運転することを大切にしています。それはお客様からいただくお礼の言葉が励みになっているからだと思います。バス運転士になってから『ありがとう』の言葉の重みを感じることがとても多いです。」
この先長く勤めながら、自分にあった働き方を
見つけていきたいです
好きな運転を仕事にでき、乗客とのふれあいにも喜びを感じ、やりがいに溢れる田口運転士。彼の将来の展望を聞いた。
「周りの先輩からは助役兼自動車運転士を目指すことを勧められています。無事故であることや勤務態度など評価をうけるとなれる役職です。20代で運転士になれたので、今から志せば叶わないことのない目標です。ただ、私自身やはり、運転が好きです。助役を兼務すると運転以外にも営業所の業務や指導役などの業務が増え、路線を走る時間が減ってしまいます。生涯現役として、運転士の道を突き詰めるか、多くの優良な運転士を育てる立場になるかは、会社の意向よりも私の希望が優先されるので、この先長く勤めながら、自分に適した働き方を見つけていきたいです。」
バス運転士として責任感を持てるようになったという気持ちの変化もありますが、それだけでなく、ライフスタイルにも良い影響が出ているのが嬉しいです。勤務に慣れて、早朝に起きるのが苦ではなくなりました。さらに休みの日はきちんと確保されるので、営業所の先輩と釣りにいくことも。趣味も増えて充実した日々を過ごしています。
- 田口 健太(たぐち けんた)
- 自動車運転士 / 2015年8月入社
- 長崎県出身。趣味は営業所の先輩に教えてもらい始めた釣り。最近は熱帯魚を飼うことにも凝り始めた。
今までのキャリア
- 長崎県の高校を卒業後、車の整備士になることと、たこ焼きを焼けるようになりたいと思い、神戸の専門学校へ。
- 専門学校卒業後、福岡県内の整備会社で勤務するが、好きな車の運転をやりたいと考え西鉄バスの運転士に。